おすすめ!桃殿の姫、鬼を婿にすること 全2巻(PR)

読書記録

深山くのえさんの小学館ebooksから、出版されている「桃殿の姫、鬼を婿にすること」
面白すぎて、一気読みしてしまいました。

どこで見つけた

深山くのえさんの「王と后」を読んでいて、他の本も読んでみたいと思っていたところ、
電子書籍の楽天koboでクーポン利用で半額のキャンペーンをやっていて、
「桃殿の姫、鬼を婿にすること」が対象になっていたので、読んでみました。

あらすじ

左大臣の跡取りである父親が怪しと関わったことが原因で、魔の姫に目を付けられてしまった娘の真珠
屋敷の中にまで物の怪が現れて家中が混乱し、陰陽師たちも対応に苦慮する中、三滝という家司が“近江白銀“と呼ばれる鬼を呼び寄せる。白銀の一家は他の鬼のように人を食わず、話の通じるのだと三滝は語るが、一同は半信半疑。だが、白銀は一瞬で物の怪を屋敷から追い払ってくれた。これで一安心、のはずが、白銀の息子の瑠璃丸によると、真珠には魔のにおいが付けられているらしい。数日後、またしても屋敷の中に物の怪が出現。襲われそうになった真珠は、思わず瑠璃丸の名を呼んでしまう・・・。

魔のにおいを消すためには、それよりも強いもののにおいをつければいい。魔だろうが怪しだろうが俺が守ってやるーー瑠璃丸のその言葉に、后候補のはずだった真珠は、瑠璃丸と結婚しようと決まる。瑠璃丸は真珠の側にいるために、人間として生きることを選ぶが・・・?!

白銀色の髪を持つ美しい鬼と魔に狙われた姫君の、平安恋物語!

おすすめポイント

真珠の父が魔の姫を連れてかってきてしまい、真珠が魔の姫の標的になってしまう。
真珠が魔の姫の標的になっていることを見つけた瑠璃丸。
そんな2人の出会いが、まさに運命的!!!
お互いに、一目惚れで、両思いで、キュンキュンします。

真珠の母の琴宮と琴宮の兄の冷静かつ素早い判断で、
真珠と瑠璃丸の結婚が決まり、必要な手続きが進められていきます。

が、父と祖父が猛反対!帝に嫁ぐはずなのに!っと。
イヤイヤ、瑠璃丸に守ってもらわないと命の危険がある状況にしたのは、父ですけど??
ちょっと、イラッとします。

父の「真珠は帝の后になる」っという、思考に凝り固まってて、
まわりが見えず、真珠に諭される場面があります。
なかなか滑稽で、反対しつづける仕返しじゃないですけど、ちょっとスッキリします。

結婚を反対され続ける真珠と瑠璃丸。
出会いから10年たち、大人になった2人。
お互いが、もしかしたら相手はもう結婚を考えてないのかも?!っと考えていたり、
似ているんですよね。
でも、やっぱり両思いでキュンキュンします

一巻で魔の姫を退治して、一件落着になりますが、祖父と父にその事実を伏せる真珠と琴宮。
しれっと、真珠と瑠璃丸の結婚を済ませます。
平安時代の女性の抜け目なく、男たちを手玉にとる感じも面白いです。

二巻では、「鬼とは」に焦点を当てたお話になっています。
真珠と瑠璃丸が結婚したということは、子供が生まれるということ。
この子供は鬼と人間の混血。どのような人生になるのか?
瑠璃丸はその事実を目の前にして結婚して良かったのか、考え始めます。
でも、真珠はさらに先を考えて、
「その時にならないとわからない!今、幸せなら、それでイイ」っと、瑠璃丸を安心させます。
ただ、守られるだけのか弱い姫ではなく、芯のある強い人です
そんな中、市中を騒がせている盗賊団に子供の鬼がいる可能性が出てきて、
鬼が都で暮らすことの難しさが見えてきます。

それでも、ハッピーエンドで終わり、
最後には結婚して数年後の真珠と瑠璃丸と子供達が描かれています。
微笑ましく、子供がいてもラブラブな真珠と瑠璃丸にほっこりします。

まとめ

運命的な出会いからの困難を乗り越えて、結ばれる2人の様子。
よくあるストーリーですが、平安時代の設定と、芯のある姫君で、なかなか面白いです。
また、鬼と人との混血になる子供達のことを思う2人。
この話の中では、鬼と混血がテーマですが、現代でも色々と当てはある話であるかな?っと思いました。
それでも、先のことは、その時じゃないとわからない!は、的を射ていると思いました。

ちょっと難解だったのが、都の通りの名前・・・。
京都の通りの名前をそのまま利用しているのか、分かりませんが、ちょっと難しいです。
巻頭や巻末に地図のようなものもなく、なんとなく雰囲気で呼んでいました。
京都の通りの名前が得意なら、問題ないと思います。

今回、半額のクーポンが出ていたので、思わず電子書籍の楽天Koboを利用しました。
本は基本、紙媒体派ですが、電子書籍も便利でした!
隙間時間にスマホで続きを簡単に読めて、しおりいらず!
忙しいワーママには重宝するのでは??

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