5月2日に、待ちに待った王と后の最新巻が発売されました。
面白すぎて、一気読みしてしまった😭
楽しみに待ってたのに、もったいない気もしますが、
読むのをやめられなかった😭
今1番、推している王と后の最新巻、ネタバレ感想です‼️
5巻の感想はこちら。
1〜4巻の感想はこちらです。
あらすじ
当代の王である鳴矢が、歴代の王たちを招いて開催する月見の宴。
数々の黒い噂と死の影がつきまとう
第65代の王・繁三実も宴に参加すると聞いて、淡雪は不安を抱く。
迎えた当日、三実は予告もなく、
鳴矢の次の王とされている銀天麿を連れてやってきた。
表面上は和やかに進む月見の宴だが、その裏では恐ろしい計画が実行されようとしていた!!?
100年前の祝の長が聞いた神の声について、調べを進めていた鳴矢と淡雪。
2人が目の当たりにすることになった恐ろしい真実とは。
八家に隠された謎を描く、王宮ファンタジー第6弾!!
背表紙より引用・・・。
ネタバレあり‼️
あらすじを見て、いよいよ鳴矢と三実・銀天麿に対面する🫢

何かが起こるよね!!!?
読む前から、期待度、爆上りです。銀天麿は前巻まで、未登場で、
異例の生まれながらの銀髪、黒い噂の絶えない繁家の人間。
一体、どんな人物なんだろう?っと期待大です。

次代の王に内定しているから、ちょっと生意気な少年かな?
こんな予想をしていました。
本題へ ネタバレあります‼️
もう、色々あり過ぎて、書ききれません😅
宴の準備で、忙しい鳴矢、それを支えたい思う淡雪。
2人の仲睦まじい様子が、微笑ましい☺️
本当に相思相愛で、読んでいて楽しい。
このまま2人が幸せになって欲しいと、切に思います。
6巻での、重大イベントは
- 鳴矢王の暗殺未遂
- 三実王が砂子敦良に刺される
- 淡雪の術が一部の人たちに知られる
- 時雨姫の古語の歌の意味がわかる
重大イベントの内容が濃すぎます😭
月見の宴の様子を術で見ていた淡雪が、鳴矢王の暗殺に気付きます。
でも、他の誰も気づいていない‼️
蔵人頭の希影が動いたら、矢が放たれる‼️
淡雪は冬殿で、小鳥の鳴矢に危険を知らせるとともに、大声で人を呼ぶ。
やってきたのは兵司達。取り乱した淡雪から鳴矢王の危険を知る。
でも、なぜ、月見の宴の様子が、わかるのか?悪夢を見ただけでは?
そんな様子の兵司に躊躇うとこなく、淡雪は自分の術を明かす。
「わたし、遠くを見る力があるの!いま術を使って宴を見ているの!」
この一言で宴の席へ女官を1人走らせました。鳴矢王の暗殺を防ぐために。
兵司の真登美はさらに淡雪に質問する。「暗殺者の格好は?」
指示通り、格好を確認する淡雪。「武官・・・、警護の武官と同じ・・・」
希影が他の蔵人から呼ばれ、動いてしまう。鳴矢の背中が空き、矢が放たれる‼️
矢が放たれる、そのわずか前に、鳴矢王の背後から、一閃、炎が噴いていた。
(小鳥の鳴矢から、鳴矢王の危険の知らせを受け取り、身構える時間ができていた!)
その炎は暗殺者の手元を狂わせ、矢は近くの篝火にあたり、派手な音を立てて倒れた。
月を見ていた人たちには、ただ、篝火の台が倒れただけ・・・。鳴矢王は無事だった。
淡雪は、はあっと一息ついて、兵司達に鳴矢王の無事を伝える。
良かった、未然に、鳴矢王の暗殺が防げた‼️っと安心したところに、
三実王が砂子敦良に刺された‼️
しかも、首と腹の2カ所も。腹からは大量に出血している。
鳴矢王は、自身の暗殺未遂は隠し、三実王の件にあたる。
ただ、三実王の側近、忍雄の指示で三実王は銀天麿と一緒に車に乗って、帰ってしまう。
残された、砂子敦良を逮捕し、宴はお開きとなった。
鳴矢王と、希影には大量の仕事が残っている。
鳴矢王暗殺未遂と、三実王刺傷事件。
兵司の女官がやっと宴の会場に辿り着いた。
女官から報告を受けた希影が鳴矢王を呼ぶ。
「后はこうもおっしゃています。わたしは遠くを見る力がある、いま術を使って宴を見ていると・・・」
希影は気づいてしまった、淡雪の術に・・・。
鳴矢王は、素直に嬉しかった。何よりも自分の命を優先してもらえたことが・・・。
淡雪の気持ちを思えが、嬉しいなんて言えないけど、
自分のことを優先してくれる人がいることが、それが淡雪であることが、嬉しい。
ただ、喜んでもいられない、淡雪の術の秘密を守るのは、鳴矢王にしかできない。
気持ちを立て直し、希影や他の蔵人達に指示を出す。
- 鳴矢王暗殺未遂の犯人探し
- 三実王の容態確認
- 砂子敦良の取り調べ
- 七家への臨時会議の招集と説明
大まかでも、こんなに仕事が発生してしまった。忙しくなりすぎ😭
その頃、淡雪は集まってくれて、兵司数人、いつもの掃司の3人、
たまたま起きてきた流宇の計13人に、自身の術の事を打ち明けていた。
淡雪の告白を聞いた女官たちは、「誰に見られるか、時と場合による!」っと言って、
自分が悪いことをしてなければ、淡雪になら見れれても構わないっと言ってくれた。
天羽の里では、あんなに、人を不快にする術だと言われたけど、
結局、使い方とその人物との信頼関係なのではと思う淡雪。
掃司の紀緒から鳴矢王は知っているのかと聞かれる。
鳴矢王はすでに知っていること、気を許して、バレてしまったこと。
冬殿から出られずに、術を使って見ていたのは、ほどんど鳴矢王だったことを話してしまう。
それを聞いた女官達は、ニヤニヤし出す。
「鳴矢王がべた惚れだと思っていたけど、后(淡雪)も結構・・・。」など、
2人の恋バナに発展してしまった。その時、足音が・・・。
鳴矢王が冬殿に帰ってきた音だった。駆け出す淡雪。ぶつかるように鳴矢王の胸に飛び込んだ。
無事を確かめ合う2人。その様子を遠慮なく見つめる女官達。
鳴矢王が女官達に感謝を伝え、起こす時間と朝餉の準備をお願いして、退出していく。
寝台に横になるとすぐに寝てしまった鳴矢王。
鳴矢王の腕の中で、鳴矢王の心音を聞いて、無事を喜ぶ淡雪。
いやいや、色々ありすぎて、感想も追いつかない‼️
鳴矢王が希影から淡雪の術の聞いて、喜ぶシーンが最高‼️
私のイチオシです。ここは読みながら、泣いてしまった😭
鳴矢王の生い立ちから、鳴矢王の気持ちを思うと泣けてしまう😭
緊迫感から、読むのを止められなかったです。
事後処理の内容も気になるから先を読んでしまう😅
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次の日
取り調べが始まる前の砂子敦良と面会した鳴矢王。
希影の機転で2人きりになり、敦良から
- 後悔していないこと
- これしか方法がなかったこと、
- 鳴矢王の主催の宴で行った詫び
- 佐々祢という三実王の侍女兼間者を匿って欲しいこと
以上の事を聞き、牢を後にした。
続いて、臨時の会議を開き、三実王刺傷事件を報告する。
左大臣の繁武実と大納言の明道敏樹は欠席だった。
この臨時の会議には、宴にも出席した浮久影と玉富義郷も同席して、
目撃者として、報告の補足をしてくれた。
ただ、三実王の容態については、わからない旨が報告される。
現状、わかる事を報告し、新しいことがわかれば、通常の会議で報告すると方針が決まると、
臨時の会議はお開きになった。鳴矢王と希影が退出していく。
淡雪は大納言の玉富常郷と右大臣の浮有影が目配せしているように思い、会議の場を見続ける。
神官家と一嶺家が退出すると、残ったメンバーで、5人でざっくばらんな会話が始まる。
「死んでると思うか?」
「武実にとっては実の父親だろ。動揺して報告できないのでは?」
「宴の様子では、後、5年、10年は長生きしそうだったぞ。」
「それならなおさら、刺してくれて結構なことだ。」などなど。
有影からさらなる発言が
「三実王が亡くなれば、内定していた銀天麿の即位を取り消す案を提出する。」
「三実王がいなくなれば、天羽家についても話ができる。」
「早く確実な報が入れば・・・」
何やら、三実王の事をよく思わない人々はたくさんのいるみたい。
まだ、この話は鳴矢王は知らない。忙しすぎて、淡雪から聞けていない・・・。
この秘密の話し合いが、突破口になるのかな?
昼頃、鳴矢王暗殺未遂の犯人を淡雪の術を使って、
見つけ出すことに成功する。無事に捕縛でき、尋問が始まる。
数日経っても、三実王の容態がわからない・・・。
使者を三実邸に向かわせるが、門前払いで、何もわからない。
そんな時、鳴矢王と懇意の寺に、佐々祢が逃げてきた。
そして、三実邸の様子がわかった。
- 赤く、天窓がある部屋に三実王と銀天麿がいること
- 2人とも部屋から出ず、何日も経つこと
- 掃除もされず、汚臭が漂ってること
- 忍雄が部屋の鍵を持ち、決して開けないこと
- 忍雄が家人のスキを見て、食事を入れていること
- 時折、叫び声がする
- 叫び声が銀天麿の声なのに、口調は三実王であること
- 異様な様子に次々と侍女達が辞めるので、逃げたせたこと
- 絶対に開けてはいけない箱から古い本とメモ書き、歴代王の日記も持ち出せたこと
佐々祢の活躍で、事態が進展し、さらなる調査を行う。
数日後の通常会議で、別邸の様子に変化があり、汚臭がなくなった旨が報告されていた。
その時、会議中の扉が開いた・・・。
銀天麿が父の繁武実を伴って入っている。
なぜ、子供が父親の先を歩いてくるのか?
銀天麿は人を見下したようにして、繁武実は大病でも患ったかのように、やつれていた。
出席者達が、不思議に思っていると、銀天麿が喋り出す。
「繁銀天麿を器として、我が繁三実の魂を入れ込んだ。この機会に名を改める。
繁光実(みつざね)とする。同音だが光るの字を当てる。王に相応しい名であろう。」
淡雪は不意に、あの古語の歌を思い出していた。
新たな鉢に、水注ぎ、魂移せしと、花の王
七羽の鳥の、羽むしり、望みは永遠の、ひとつ道。
古語の歌はひらがなで、意味がわからない部分があったけど、今ならわかる・・・。
全体を通しての感想
三実王、恐るべし・・・。孫の体を乗っ取るだなんて😱
全てが後手に回ってる感じがする。
この孫の体乗っ取りを、元に戻すことができるの?
宴で初対面した銀天麿は、礼儀正しい、いい子だった。
一嶺秋萩姫と繁銀天麿の婚約が決まり、兄である鳴矢王にちゃんと挨拶していた。
子供らしいところもありながら、好青年になりそうな少年だったのに・・・。
繁家で育ちながら、こんないい子が育つだなんて、びっくりでした。
そんな、いい子なのに・・・。
なんとか、銀天麿の魂を戻して欲しい‼️
そして、鳴矢王暗殺もおそらく、三実王が主犯だろう。
暗殺実行犯が隠れていた茂みを、忍雄が見ていたから・・・。
でも、計画は暗殺だけだったのか?
砂子敦良に刺されるのも計画のうちだったのか?
だから、銀天麿も連れて来たのか?
暗殺が成功しても、失敗しても騒ぎになれば砂子敦良が刺すと思ったのか?
だから、宴に参加したのか?
鳴矢王と砂子敦良の2人が確実に揃う、宴を・・・。
そうなら、これも怖すぎる😱 どんだけ非情な事を考え、実行できるんだろう。
謎が残りすぎて、次巻が早く読みたい‼️
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今後の展開予想
三実王の絶対開けてはいけない箱に入っていた古い本とメモが、
魂を移す方法と、その方法を成功させるための覚書だったのだろう。
そして、三実王の愛妾で、子供がいた志良登利(しらとり)が子供と共に亡くなっている。
おそらく、三実王はこの親子を使って、魂を移す方法を実験したと思う。
時雨姫は志良登利の手を握って、宿命力(過去を読める)を使って、
魂を移す計画を知利、あんな歌を残した。
もっと早くに気づけていれば・・・・。
そしてもっと早く気づければと思う一件。100年前の予言。
「幾多の過ち深く、百年のうちに、八家に与えられし力、追々に失われゆく。」
幾多の過ち深くって、三実王のこれまでのことでは?
術を使って、罪人の喉を焼いたり、音矢の暗殺や冬木姫や鳴矢王の暗殺未遂を行ったり・・・。
「力、再び、得たくば、」に続くのは、
三実王のこの魂を移す行為を防げということだったのでは?
6巻の初めの章で、100年前の巫女たちの話が描かれていたが、
いくら考えても、力を得るためにする方法の意味がわからないと言っていた。
三実王の企みを知らないと解釈できない予言だったのでは??
そして、三実王が魂を移す行為を行い始めて、術が不安定になったと報告が多数あった。
魂を移す行為は決して、正しい術の使い方ではないから、不安定になったのでは?
術は不安定だが、1日に1、2回、一刻ほど安定すると報告があった。
これって、淡雪がお祈りをしているからでは?
誰か、淡雪のお祈りした時間と術が安定する時間を調べて欲しい😭
天羽家の巫女が祈ったら、術が安定する!を証明して欲しい‼️
三実王が天羽家が戻ってくることを阻止する理由って、天羽家にしかできない事があるのでは?
鳴矢王と術合(わざあい)を行ったり、社で亡くなった祝の長の追体験したり、
現在、知られている以外の術を使っている淡雪。
淡雪のような術が使える者が、天羽家には生まれ、
もしかしたら、魂を移す行為も解除できるかもしれない‼️
っと、鳴矢王と淡雪が幸せになれるようにハッピーエンドの方向で考えてます。
ただ、砂子敦良の証言から、三実王が窮地に立たされないかな??
貴族の地位を使って、逃げ切るのかな?
なんとか、三実王を阻止する方法が無いかな?
今の所、淡雪か、天羽家に何か可能性があるように思いますね。
まとめ
1巻を読んでいた時は、こんな展開、予想していませんでした。
昨今の、困難を乗り越えて結婚が大筋の物語とは、違うと思っています。
2人に幸せになって欲しいけど、困難が大きすぎる‼️
推理要素というか、謎解き要素も多くて、読んでいてハラハラして、
楽しすぎる‼️
また、次の巻は、半年から1年後かな・・・。
でも、1〜6巻を再度、読み直して、楽しみに待ちたいと思います。
1〜4巻の感想はこちらです。
5巻の感想はこちらです。
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