前巻の短編集から1年。
やっと、新刊が発売され、読了しました。
あらすじ
旧都にある久堂家の本家・宮小路家に挨拶へ行くことになった美世と清霞。
由緒ある神社の宮司である当主の弧門は清霞の幼なじみでもあり、二人を歓迎する。
新婚旅行を兼ねて楽しいだけの旅にしたかった清霞の思いとは裏腹に、初日から美世は金髪碧眼の端麗な男性に声をかけられる。
ユージンと名乗る彼は執拗に美世を誘い再会をほのめかす。
さらに薄刃の力に目を付けた宮小路家の男達に美世は狙われて…。
ここからは、稀なるおしどり夫婦の物語。いざ、歴史と曰くと怪異に満ちた旧都へー。Bookデータベースより

ネタバレあり感想です!
以下にはネタバレがあります!
2人の様子
結婚して、お互いの気持ちを確認しあった2人。
お互いが素直に可愛らしいとか、甘やかします!とか、
言っていて、キュンキュンする🥰
そして、美世が大事で仕方がない様子が随所に現れる清霞🥰
ストーリー的には新章が始まり、何やらきな臭いものが多々出て来ますが、
ちょいちょい、微笑ましい様子が出てきて、最高です🥰
新章が始まる
土蜘蛛の話も続きますが、今回は本家筋の宮小路家の暗い過去と、
美世を狙う異国の金髪碧眼の青年と、
その上司である年齢不詳の女性(魔女)が登場します。
宮小路家の暗い過去
宮小路家では、土蜘蛛が猛威を振るっていた時に、異能の強化の研究を始めていた。
次第に、異能の訓練ではなく、異能の研究が重要視されるようになり、
ついには、宮小路家の子供達を利用した人体実験を行なっていた。
この時、久堂家は離反していった。
幾人の子供たちが亡くなったが、数少ない成功例もあり、
異能が発現したり、異能の力が強くなった者もいた。
でも、『異端』と呼ばれる額にツノがある、
体の弱い短命な子供達が生まれるようになった。
最初は偶然かと思っていたが、月日が流れると、『異端』の子供は、
“人体実験で生き残った者の子孫“だった。
でも気づいた時には、宮小路家で該当しない人などいなくなっていた・・・。
そのせいか、宮小路家には異能者が生まれなくなっていた。
わずかな才能がある者が訓練し、なんとか戦闘力として活動していた。
だからか、分家筋の久堂家が強い異能を持ち、輝かしい功績を持っていることに、
不満を募られせていた。
さらに、薄刃家の血を引く美世を娶り、ますます異能の家系として繁栄していくのが、
気に食わない者達がいた・・・。
そんな者達を金髪碧眼の青年は焚き付けた。
異国人達の目的
金髪碧眼の青年は美世を調査して、声をかけてきた。
ただのナンパかと思ったが、美世に
「あなたがこの国のシャーマンの姫君ですね。また会いましょう」っと
耳打ちして去っていった。
偶然なのか、気になり、清霞は留学経験のある五道に連絡する。
美世が宮小路家の男達に襲われる事件が起こる。
美世に怪我はなく、無事だったが、その様子を物陰から金髪碧眼青年が見ていた。
美世の異能の力がどの程度か、確認していた。
その日の夜、美世はいつもの違う夢を見る。
そこに、金髪碧眼の青年が出てきて、
「君ほどの異能の力を持った者はいない、一緒に来てほしい」と言う。
断る美世だが、「もう1人会って欲しい人がいる」と言われ、
清霞の役に立ちたいと思い、会うことにする。
それが年齢不詳の魔女だった。
彼女は美世に女神降臨のために手伝って欲しい言う。
見返りは願いを一つだけ叶えると・・・。
美世は、願いはあるが、自分で努力して叶えるから必要ないと言って断る。
「後悔しない?」と言われるが、「しません」と言って夢から覚める。
美世が去った後、次の手段を考えると話し合っていた・・・。
感想
美世が自分から、自分の意思をちゃんと言ってる😭
成長してるぅ〜〜。
“自ら協力する手段“か“協力を強制する手段“どちらがいいか・・・?っと
話し合っていた、金髪碧眼青年と、魔女が気になります。
誰かを人質にするつもりか???
宮小路家の暗い過去は、ちょっと重すぎる・・・。
子供を使って人体実験って、ちょっと・・・😱
その様子を夢見の異能で見ていた美世、そりゃ、気も滅入りますよ。
でも、すぐに清霞に話さず、宮小路家の当主に確認しようとするあたりも、
成長が感じられました。
この研究資料が残っていたようで、60年ほど前に『異端』の子供だったけど、
体の丈夫だった者が出奔していることもわかった。
どうやら、この資料を手に入れた甘水(うすい)が異能心教を作った様子・・・。
色々、繋がっていく。
そして、ストーリーは異国の異能者たちも登場してきた‼️
新章は、なかなかストーリーの幅が広がりそうですね。
今までとは違う、異能を使っての戦闘になりそう。
土蜘蛛の件も進行中で、異国の異能者の登場で忙しくなりそうですね。
清霞は無事に軍を辞めることができるのかな?
ただ、土蜘蛛の封印が解けた原因がわからないけど、もしかして、
この異国の異能者が関係してたりする?
強い異能者を探すために、土蜘蛛を利用しているとか?
あくまで、私の憶測です😆
異国の異能者の次の手段も気になるし、
土蜘蛛討伐も気になります。
まとめ
新章が始まったばかりで、なかなか続きが気になる展開です。
早く、続きが読みたいところですが、同じ作者さんで、別のシリーズが発売されているので、
続刊は、また先になるのかな?
他の本を読みながら待ちたいと思います。
美世と清霞の仲睦まじい様子が、続刊でもありますように‼️
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